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人生初のフランスでガストロノミック料理を食べる!美味しぃ!

人生初のフランスでガストロノミック料理を食べる!美味しぃ!

今日は、朝起きたのは10時過ぎ。僕は、Jelenaには一日6時間くらいしか寝ないというように言っていたけど、実際にはたくさん寝てしまっているので、あれ?って思っているのかな?結局のところ、僕が一番最後に起きていて(笑)。

朝のシャワーは本当に最高。とてもフレンチな感じがする。カーテンのないバスタブの上からシャワーを浴びる。上窓が開いているのでとても寒いこともあるけど、とても気分がリフレッシュすることができる。僕の部屋には窓がひとつあり、その窓を開けると、さらに木窓を開けるようになっている。その木窓を開けるのは本当に最高。

 

今日も穏やかな朝を迎える

今日も穏やかな朝を迎える

 

なぜなら、その景色が本当にフレンチスタイルで、すごく綺麗。すごくなんかフレンチを感じる窓。それで、僕はVOGUEのシャツを着ようと思ったんだけど、シャツがなく、今は洗濯をしていたので、仕方なくシャツをきなくてもいTシャツのような服を着た。

それからのこと、下へ行く。僕は、いつも緊張する。下の階には、エレーナとお母さんがいる。だけど、僕はなんて言ったらいいのかわからない。普通におはようーって言ったらいいの?そのときは、相手に不快な思いをさせないようにするために、いつも笑顔でいる。だから、それが僕にとってしんどいのかもしれない。だけど、気を使ってしまうよね。それは普通なのかな。

でも、エレーナのお母さんは本当にいつもポジティブで、とてもシンプルな性格で、とっても陽気。たくさん苦労してきたらかこそ、いつもポジティブに振る舞っているんだなぁと感じる。そこには、たくさんの苦労と経験が入り混じっているような感じがした。

 

フレンチな朝ごはんを食べる。バゲットはフランスが最高級。

お母さんは、朝ごはんになにがほしい?と聞いてくれたので、僕はフレンチ式の朝ごはんを食べたいと言った。それで、バゲットを食べたい!と。

 

フレンチな朝ごはん

フレンチな朝ごはん

 

それで、お母さんは僕にバゲットを用意してくれた。一つは、そのままで一つはオーブンで焼く感じで。それでから、バターを用意してくれたり、はちみつ、ジャムを用意してくらた。イタリアン式コーヒーマシーンで、ブラックコーヒーを作ってくれた。本当にフレンチ式のあさごはんで、本当に本当に美味しかった。バゲットは本当にサクサクしていて、バターもとってもスペシャルな感じ。本当に味が深くて、このバターの味には感動した。とても日本では味わうことができないバターだ。とってもおいしかった。それで、僕の顔はとろけていたので、お母さんやエレーナもとても楽しそうに僕を見ていた。

それにしても、本当に美味しいから、僕は本当に幸せな気分になった。フレンチって本当に美味しいんだなぁって。人生で初めてのフレンチの本物のバゲット。最高だった。

 

 

僕たちは音楽をすごく愛し、楽しむ

それから、途中、エレーナがピアノを弾いたり、ハウルの動く城の音符があったりしたので、僕もピアノを少し触ることに。僕は音符を読むことができないんだよなぁっていうお話をしていた。でも、少し学べば全然理解できるようになるよっていうことを教えてくれた。だけど、本当にそれは僕にとっては苦渋だった。自由にアレンジするのが好きなんだ〜っていうことを伝えた。それからのこと、僕はハウルの動く城やカントリーロード、ラピュタなど、ぼくの好きなスタジオジブリの曲をひくことにした。エレーナはずっと見ていてくれて、ハウルの動く城を弾いた後には拍手をしてくれた。とても恥ずかしかったけど、うれしかった。彼女とぼくのジブリの好きな作品は同じだから、ぼくの好きな音楽を弾くと、自然と彼女の好きな音楽になる。だから、それはいいなぁって思った。お母さんも褒めてくれた。お母さんは、自分で音楽を作っていた時もあったらしく、その音楽を披露してくれた。とてもリズミカルな感じで、クラシックな感じがしてとても美しかった。ぼくは目をつぶって、集中して聞いていた。

それから、お母さんはぼくにジャズだったり、クラシックのCDを教えてくれた。お母さんは、本当にたくさんのCDを持っていて、一つ一つ紹介してくれた。ぼくはショパンが好きだということを伝えると、彼女もショパンが好きなのか、音楽を流してくれた。

それに、ブルースだったりの音楽も流してくれて、いつも本当に浮き浮きな感じの音楽でとても素敵だった。それからのこと、お昼ごはんを食べることに。

 

 

僕の大好きなジェノベーゼをお母さんは作ってくれる!ワインとの相性抜群!最高に美味しかった。

今日は、ついに夢がかなった日だった。お母さんは、ぼくが今年の夏くらいにエレーナに冗談まじえて伝えていた「お母さんのジェノベーゼを食べたい」という夢。なぜなら、彼女はイタリア人なので、本家イタリアのジェノベーゼをたべたかった。それで、彼女はなんとジェノベーゼを作ってくれていて、本当に美味しいそうな香りだった。実際、最高に美味しかった。

 

お母さんが作ってくれたジェノベーゼと赤ワイン

お母さんが作ってくれたジェノベーゼと赤ワイン

 

準備に本当にたくさんの時間がかかっていたので、本当にありがとうという気持ちがすごく大きかった。パスタについての違いも教えてくれた。パスタは本当にいろんな種類があるので、どれを選んだらいいのかわからなくて。それで、ぼくのお気に入りのパスタはどんな時に食べるの?って聞いたら、ホワイトクリームだったり、クリームパスタを作る時に使うんだよ〜っていうことを教えてくれた。

ジェノベーゼはミートパスタのような色をしていた。日本のジェノベーゼは緑色だけど、お母さんの作るジェノベーゼはミートソースの用な感じだった。だけど、これが本家なんだなぁって思いながら。それに、チーズもペコリーノとパルメザン。本家イタリアのチーズで、ブロックのように準備されていたので、本当にこれもフレンチだった。

日本ではこんなふうに食べることはまずできないだろうなぁっていうことを思いながら。スライスするマシーンを使って、パルメザンをスライスした。それから、ペコリーノはナイフを使って切った。本当に美味しかった。かすかに、チーズの香りがして、両者の違いを比較しながらおいしく味わった。それに、お母さんは昼からワインを飲もうということで、ぼくとお母さんはシラーのリージョナルワインを開けた。それは、本当に飲みやすくて、重すぎず、とてもパスタとマッチしていて美味しかった。最高だった。
ぼくは2杯のワインを飲んだんだけど、それでとても赤くなってしまった。食事をするのは、小さい机。本来は2人用なんだけど、3人でのランチなので、とても狭かったけど、すごくかわいかった。

 

 

エレーナのお母さんの仕事ぶりに驚愕する

食事をしている時は、お母さんが一番最初の年は虐待を受けた子供を助けるセラピーのようなところで働いていて、だけどそれが辛かったので、宇宙に興味があって、宇宙の勉強をして、ISSだったり、フランスの航空宇宙の分野で仕事をしていたらしい。それで、今は20年間働いていたその仕事をやめて、AIRBUSで働いているだとか。なぜなら、飛行機が好きだから。

なんて、素晴らしい人なんだろうって。それに、その間に出会った宇宙飛行士の人とのお話も聞かせてくれたり、彼女はなんとバイコヌール宇宙基地でロケットの打ち上げを2度見たらしく、本当に圧倒されてしまった。本当に素晴らしいなぁって思った。自分でしたいことをしていく。これは本当に大事なことだなぁって、改めて感じた瞬間だった。

 

 

エレーナの友達、マノンとその仲間と会うことに!ちょっとドキドキ

それから、食事が終わり今日は友達と会うらしいので、ぼくたちは準備をして、駅へ向かった。駅に到着してから、電車に乗って、同じToulouse の駅へ向かった。

 

トゥールーズの街は歩くだけで最高な気分

トゥールーズの街は歩くだけで最高な気分

 

駅に到着してからは、マノンっていうエレーナの友達に会うと予定になっているらしく、マノンは僕と会いたいと言っていたらしいので、まずはそこへ向かうことに。エレーナとトゥールーズを散歩して、マノンの家に向かった。その時は、景色を楽しんだり、いろんなお話をしたりしてい歩いた。それから、マノンの家の近くになってマノンとエレーナは電話をしていた。ついにマノンが下まで迎えに来てくれた。僕は、本当に緊張していた。というのも、初対面の人の家の中に入ることだし、本当にどうなるんだろうっていう不安がすごくあった。それで、僕はフランス語でマノンにあいさつをして、マノンの家の中にはいった。

フランスも他の国と同じ用に、玄関がセキュリティでしまっていて、なにかカードキーをかざすと中に入れるシステムだった。階段を登って中にはいると、なんとそこにはマノン以外に3人のフランス人がいた。めちゃくちゃ緊張した。

 

 

フランス人のマインドは日本と180度真逆

僕は一人ひとり握手をして、よろしくおねがいしますっていう感じで。そうしたら、いきなりカードゲームの説明をされた。マノンのボーイフレンドが、僕になにかお茶いる?って聞かれたので、僕はお茶を選ぶことに。それで、マノンのボーイフレンドと、黒色の服を着たとても我が強そうなガールが僕にゲームについて説明してくれた。

日本では、まずはゆっくり自己紹介をして、そこからお互いを知って、ゲームをするかどうかを聞いて、それでゲームをするのに、フランスでは、僕の名前や相手の名前すらも僕はしらないのに、ボードゲームをする前提で彼女のボーイフレンドが説明をしてくれた。そのゲームは、2枚カードを弾いて、隣にいる人を殺していき、最後に残った人が勝ちっていうゲーム。

説明するのが難しすぎるし、カードがすべてフランス語で書かれていた。それに、紙にはわざわざ英語の翻訳を書いてくれていたんだけど、全て筆記体だったので、まったく理解できなかった。それで、とりあえずやってみようということで、ボーイフレンドと、黒色の服を来ためちゃくちゃ我が強そうでかっこいいガールにサポートされながらゲームをやった。

そのゲームはルールがわかればすごくシンプルだった。だけど、すべてフランス語だったのでとても難しかった。

エレーナはマノンとよくお話をしていた。やっぱり2人は友達だなぁって思った。すごく仲が良さそう。もうひとりのフランス人の人は前髪があって、まるで日本人のようだった。日本のことがきっと好きなんだろうか。名前はたしかマロンだったような気がする。

 

 

フランス人の性格、僕は好きかもしれない・・・超切り替えが早く、白黒はっきりしている

それからのこと、時間になったのか、電車の駅に行かなければいけないということで、みんなゲームをぱっとやめて、すぐに準備をしていた。フランス人は本当に白黒はっきりしているのかなぁって思いながら、僕はコレクティブな国に慣れていたので、フランスは僕にとって初めてのコレクティブではない国。つまり、独立していて個人主義な国。だから、僕にとってもなれるまで時間がかかりそう。だけど、これがフランス人かぁっていうことを教えてくれた。そしてその機会を与えてくれたエレーナには本当に感謝している。

いきなり、同じ大学の友達のグループに入って、そこでゲームをするってなかなかないからなぁ。僕は本当にうれしかった。フランス人は好きかどうかというと、そりゃ人それぞれだし、ある人は好きだけど、ある人は合わない。そんな感じ。だけど、国民性は本当に白黒はっきりしているので、僕の理想であり、そして尊敬できる国民なので、僕は好きだ。

自分はまだ日本に慣れているので、これがどんどん時間が経てば立つほど、性格も変わってくるだろうし。それにしても、本当に良い経験をできたなぁっていうことを感じた。本当にエレーナ、ありがとう。

 

 

僕とエレーナはトゥールーズの博物館へ向かう

それから、僕たちはマノンのアパートの下でばいばいした。僕とエレーナは博物館へ。それ以外の友達は、友達を送りに駅へって感じで。そこで、エレーナと僕はフランスの国民性についてお話をしていた。

本当にフランスの国民性はフリーダムというか、自由人で、個人主義だから、すごいなぁっていうか。そんなことをお話していた。

 

 

博物館は僕のどストライクな場所だった

博物館へ到着。そこは自然博物館で、古代の動物や、地震の発生の仕方だったり、ありとあらゆる生物の標本があったり剥製があったりだった。エレーナは蜘蛛が嫌いだっていうことをそこで知った。博物館はとても魅力的だった。

 

特に魅力を感じたのがこれ

特に魅力を感じたのがこれ

 

僕は生物を学んでいたので、もちろん博物館は大好きだし、そこにあった標本を見ることができたのも、楽しめたのも、本当に最高だった。僕たちはたまに二人でお話しながら、歩いたり。個人で見たり。僕は美術館や博物館は一人で観るのが好きなんだけど、エレーナも理解していたのか、一人で見る時間もあり、たまに一緒に見る時間もあり、それが僕にとってバランスの良いというか、好き。だから、僕もきっと個人主義なんだろうって思う。

 

5分だけ行った植物コーナーから見える月

5分だけ行った植物コーナーから見える月

 

博物館はすごく広大で、植物園もあった。植物園があるので、外に出ようとおもったら、そこで閉館のアナウンスがかかってしまったので、僕たちは植物園を少しだけ観察して、それでゲートに向かった。

 

 

博物館のお土産屋さんで、エレーナは自分の恐竜を買う。かわいい。

お土産コーナーでは、いろんなお土産があって魅力的だった。そこには、偽造の0ユーロが2ユーロでうられていて、それが博物館限定のユーロ札らしいとか。それから、エレーナは恐竜のぬいぐるみを買っていた。その恐竜のぬいぐるみは、僕もすごくかわいいなぁって思っていたぬいぐるみ。僕もほしいなぁって思ったけど、わざわざ買う程度のものでもないので、別に問題ないかなぁって思った。それで、結局僕はキリンが抱きついた鉛筆と、0ユーロ札を買った。その2つはエレーナが僕におすすめしてくれたもので、エレーナは僕が欲しがるものをよくわかっているなぁって感じた。というより、好きなものが似ているのかなって思う。

 

 

トゥールーズの中心部にある教会へ行くことに

それから、ガストロノミックの予約時間まで時間があるので、教会へ行くことに。

 

帰りに並木通りを歩く

帰りに並木通りを歩く

 

そこの教会は、トゥールーズではすごく有名な教会で、観光地にもなっている場所らしい。そこに歩いていくんだけど、けっこうな距離があった。その途中で、たくさんのお土産を買うところだったり、気になるお店がたくさんあったので、めちゃくちゃ行きたくなってしまって、ありとあらゆる場所へ寄った。

ワインの蓋に注げるものがついているやつを買ったり、ポストカード、それからお茶のお店へ行ったり、たくさんのお店へ訪れた。僕も、そろそろエレーナの性格をわかってきたような気がするので、相手のことを考えずに、おかまいなしに、ここ行きたいここ行きたいっていう感じで。

 

マロングラッセ。めちゃくちゃ美味しそう。

マロングラッセ。めちゃくちゃ美味しそう。

 

そうしていると、お茶のいい香りがあったので、いい匂いだねっていうと、次はお茶を送るよって言われた。それに、エレーナはどこかでなにか買い物するのも、いつも友達だったり、大事な人へのおみやげばかりで、自分のおみやげを全く買っていないように思う。だから、本当に他人思いで暖かい人なんだなぁっていうことをすごく感じた。

それから、「タンタンの冒険」のお土産屋さんもあって、すごいいいなぁって思った。本当に、僕はフランスを旅していて、1,5年前に出会ったエレーナとまさか予測していなかった年を一緒に越すことになるなんてって。だから、びっくりしているよまだ。

それで、歩いて歩いて、さすがに今教会へ入ると15分は遅れてしまうし、教会は19時でしまってしまうらしいので、おそらく中に入れないだろう。トゥールーズでは「15分遅れる」のはOKらしく、文化みたいな感じの言い伝えがあるらしいので、それは問題ないとのこと。だから、じゃあ15分遅れようって言ったら、まあ「5分くらいならいいと思う」ということを言われたので、まあじゃあそれでOKという感じで、教会へ。なんやねん。

 

トゥールーズの教会

トゥールーズの教会

 

中は閉まっていたので、外側を撮影したり、一緒に一周歩いた。そこで、ツーショットも撮影したり。

 

エレーナと教会前で!

エレーナと教会前で!

 

エレーナは自分の顔に自信がないらしく、自分の顔が好きじゃないと言っている。だけど、僕はまったくそれを理解できない。彼女はとっても美しいと思う。本当にモデルになれるんじゃないかってくらいにね。僕がイメージしていた彼女はもっと太っていて、背骨がボキボキ(失礼すぎてごめん爆笑)なのかなぁって思っていたけど、まったくイメージと違っていて、眉毛もシャキっとしていて、それに目もすごく力強い目。だから、相当に自分の意見を持っているんだなぁって感じた。やっぱり、幼い頃につらい体験や経験したからこそ、今のエレーナがあるんだと僕は感じた。それにしても、とても美しい。だから、彼女の言い分は僕は理解できなかった。

 

 

ついにガストロノミックレストランへ!僕の人生初のフランスでフランス料理を食べる

それで、教会を一周してから、ガストロノミックのあるレストランへ向かった。そこは。2日前くらいに、ここ行きたいなぁって僕が行ったところだった。エレーナがあらかじめ予約をしていてくれて、そこに入ることができた。

内装は本当に、美術館のようで、すごく美しかった。エルミタージュ美術館の中にでもいるのかってくらいの内装で、本当に最高すぎた。僕は人生で初めてフランスでガストロノミックを食べるので、本当に緊張しているし、しかも相手が初対面で2日しか経っていない友達と行くものだから、そりゃ緊張しかなかった。彼女は緊張しなくていいよって言っているけど僕は緊張せずにはいられなかった。それで、エレーナは奥の席で、僕は手前の席へ。エレーナは、今回でガストロノミックを食べるのも2回目だとか。
とても意外だった。というのも、もっとたくさん記念の日に食べているのかなぁって思っていたので、すごく意外だった。

それからのこと、僕はタラのお魚のやつ、エレーナはベジタリアンのやつを注文していた。それで、僕はワインも注文した。
お水とパンは無料でついてくるらしく、おかわりも良かったので、すごいいいなぁって思った。注文する時も、めちゃくちゃ迷って、とにかくフランス語から英語に訳しても、日本語で訳しても、その写真を知らないので、まったくわからなかった。

 

タラのお魚のやつ

タラのお魚のやつ

 

ガストロノミックの料理に何があるのかもまったく知らないので、僕にとっては本当に混乱だった。そこで、エレーナはいろいろと説明してくれたり。予想は、一人30ユーロ(現在のレートで4,188円)かなぁって思って、二人で行ったんだけど、それがなんと一つの料理を注文するだけで38ユーロだった。僕は、タラのお魚に装飾された料理を注文して、それが38ユーロ、それから白ワインが8ユーロだった。それから、エレーナは24ユーロのベジタリアンの食事を注文していた。

 

最高の雰囲気。幸せ。

最高の雰囲気。幸せ。

 

二人で待っている時も、僕はずっと内装を輝かしい目で見ていた。エレーナも、僕となかなか目をあわせてくれなくて、目を合わせるといつもにっこり笑う。その笑顔はとても可愛らしい。だけど、ほとんどお話をしなかった。

というのも、なにをお話していいのかわからないらしい。僕も同じく、こんな高級料理店に来て、なにをお話すればいいのかわからない(笑)。普段、家族で外食をする時も、本当に僕の家族は無口が多いので、ぜんぜんお話をしない。だから、僕もなにをお話していいのかわからなかった。エレーナには唯一、大学院について聞いたりしていたけど、ただそれだけ。

 

うわ!めちゃくちゃ美味しい。口に入った否や、ほっぺたがとろける感覚

ついに僕たちの食べ物が到着した。すごく大きなプレートの中心に小さくお魚とネギ、それからなにかパリパリしたもの。それに、バターソースをくれた。店員さんはとても笑顔で、心からの笑顔ではないけど、本当にフレンチって言う感じだった。それも味があってよかった。エレーナとは食事中は、本当に美味しいなぁとか、こんなフレンチ料理を食べるのは僕にとって本当に初めてだからすごく嬉しいことを伝えたり。

 

エレーナと初フレンチ料理

エレーナと初フレンチ料理

 

僕はとてつもなくゆっくりのスピードで食べていたので、本当に1時間があっという間にたった。お客さんも多くなってきた中で、ひとりの歌手が出てきて、僕たちが食べるテーブルを回りながら歌ってくれていた。中には、フランク・シナトラのFly to the moonっていう曲(エレーナの大大大好きな曲)を歌っていたり、他の曲も僕はすべて知っていたし、エレーナもすべて知っていた。

だから、僕たちはそのたんびにスマイルになっていた。エレーナは半分くらい食べたところでおなかいっぱいになって食べられなくなってしまっていた。どうやら、薬を飲んでいるみたいで、食欲があまりわかないらしい。

キプロスに行っていた時は、食べたいもんを食べていたので、すごく太ってしまっていたらしいけど、17日に帰ってきてから1週間でたくさん痩せたらしいだとか。確かに、エレーナの顔は本当に痩せている。普通の時に顔の顎の肉もまったくないし、それにほっぺたもモデルのような感じで凹んでいる。

 

 

フランス人って本当に表現豊かだなぁと感じる

関係ない話なんだけど、気づいたことが、フランス人って表現豊かだなぁって。エレーナも家族とお話をしている時は、つばをぶうううってやったり、口の動きがすごく多様性がある。それに、ジェスチャーを使って手を使ってお話をする時もあるし、本当に顔の表現が豊かだなぁって思った。

日本人は、笑うか普通の顔かしかないので、なにかつまらないなぁっていうことを感じる。だからフランス人は声もでかいし、表現豊かだし、それに関してすごく素敵だなぁって思った。

テーブルの距離がものすごく近くて、隣と隣がすごく近い。それで、僕の右側には男性とアフリカ系の黒人女性、僕の左側にはおばあさんとおばあさんがいた。みんな、すごくオシャレで、年をとっても本当におしゃれな服を着ている。だから、本当に素敵だなぁって思った。それに、本当にみんなよくお話するし、みんなフレンドリー。となりの席の人となにかをお話するのもあたりまえだし、料理が来ると、みんな席を立ってまで覗いてくるし(笑)。

だから、本当にこれもフレンチスタイルなんだなぁって。日本でもしそれをやったら、「何この人。すごい覗いてきて、気味が悪い」って思うだろうなぁって思う。そこが、文化の違いというか。日本は壁を作るのにすごく有名な国。みんなそのことを知っている。たくさんの外国人が言っているのが、日本人と長期的な友達を作ることはすごく難しいだとかそんなことを言っていた。エレーナもそのことを知っている。

 

 

エレーナは食べられなかったパンをポケットに入れて持ち帰る(笑)面白いなぁ

さて、そんなこんなで、僕たちはもう2時間このレストランにいた。パンもものすごくおいしくて、エレーナは食べられなくなったパンを自分のポケットに入れて持ち帰っていた(笑)。めちゃくちゃ最高。面白すぎる(笑)。こういう、無邪気なところがすごく魅力的だなぁって思った。

僕は、料理を食べている時にずっと考えていたことが、今回エレーナの家族にすごくすごくお世話になるし、それに僕にすばらしい経験をさせてくれるから、ご馳走したいなぁって思っていた。だけど、それをなかなか言い出せなくて。。なんていうか。なんて言っていいのかわからない。感謝の気持ちを示したいから、ご馳走させてって感じ。

それで、ついに会計の時にそれを言うことができたんだけど、エレーナは自分で払うからいいって。だから、本当に本当にインディペンデンスというか、独立しているなぁって感じた。こういう女性こそが、かっこいいんだよなぁ。支払うからいいよって言う時に、嫌だ、私は自分でお支払いしたいって言う人。こういう人こそが、尊敬に値する人。だから、改めて感激した。素晴らしいと思う。

それで、結局のこと、レシートをみると、もちろん100ユーロ近い値段になっていて、カードでお支払いをした。僕のカードでお支払いをして、値段はいくらかなぁって思ったら、9100円だった。二人で9100円はあまり高くないなぁって思ったんだけど、それでも人生で一番大きなレストランでの支払いだった。

 

帰りに通った市庁舎。なかなかきれいだね

帰りに通った市庁舎。なかなかきれいだね

 

でも、自分はいま独立して、個人事業主となって、フランスにジョージア、ラトビアを経て来て、それで一度も会ったことがない初対面でエレーナと空港で会って、それで、今こうして二人でガストロノミックを食べている。僕は本当に、自分ひとりで独立して、今こうしているのも、自分の意思がすごくすごく強かったからこそ。それにしても、自分で祝いたい。本当によくがんばったって。2022年の4月〜7月は本当につらい時期で、毎日10時間の勉強をして、ようやくこうして独立できて今は海外にいられる。だから、本当に自分を誇りに思っている。
それに、今回ガストロノミック料理を訪れることができたのも、エレーナのおかげ。一人では絶対に行こうとは思わないし、行けない。だから、本当にエレーナに感謝。ありがとう。

 

 

ガストロノミックレストランを出たあとは、お母さん行きつけのカフェへ

そこで、僕たちはウィンナーコーヒーを飲むことに。超、美味しかった。ガストロノミックレストランで食べたタラもすごく美味しかったんだけど、夜にコーヒー屋さんへ行くのもなかなか悪くない。

 

ウィンナーコーヒーを夜に飲む

ウィンナーコーヒーを夜に飲む

 

エレーナとお母さんはいつも笑ってお話をしていて、それが途絶えない。すごいことだなぁって思う。自分のお母さんは言い合いするのが嫌なのか、僕が強いことを言うと黙ってしまう。だから、こんなふうにもっとぶつけてほしいなぁなんて思う。