Vietnam

HIROMIと一緒にサイゴンアート博物館へ行き、ベトナムの芸術を鑑賞する

HIROMIと一緒にサイゴンアート博物館へ行き、ベトナムの芸術を鑑賞する

今日は、昼の12時に起床。昨日はすごくたくさん歩いたからなのか、体力がすごく消耗していた。シシとたくさんお話もしておそらくエネルギーを消耗したのかなぁって思う。僕はENFPで人とお話するのは大好きなんだけど、でもいつでも一緒にいたいかというとそういうわけではない。理想は2:1くらいかなぁって。2日一人で過ごして、1日誰かと会う。そんな生活が僕はベストかなぁと感じる。

 

 

HIROMIと一緒にサイゴンアート博物館へ行く

午後は先日出会った友達のHIROMIと会って、一緒にサイゴンアート博物館へ行くことに。そこは、Destrict1に位置していて、ホーチミンシティの中心部にあった。僕はそこまでバイクに乗っていく。到着すると、本当にフレンチスタイルな美しい建築だった。そこのどこかで座って待っていようとしたら、その近くにHIROMIは待っていた。それで、彼女が先に気づいた(笑)。既にチケットを買ってくれているようだった。本当にありがとう。

 

 

僕が感じた「悲惨」

サイゴンアート博物館には、現代アートもあれば古い美術品もたくさんあった。まずは2階を1周して、それから3階という感じだった。たくさんの骨董品やアートがある中で僕が感じたのは「悲惨」だった。

というのも、戦争時代に描かれた作品がほとんどを締めていて、そこには苦しむ人の姿や、奴隷にさせられている姿、戦争のせいで地下で寝ながらわずかなろうそくを頼りに本を読む人の姿が描かれた作品もたくさんあった。僕はいままでヨーロッパの美術品をたくさん見てきたんだけど、東南アジアの作品を見るのはおそらく今日が初めて。やっぱり、なにかが違っていた。

 

 

ヨーロッパの画家にある「悲惨」っていうのは、なにかそこに「優雅」も入っている感じで「皮肉」がたくさん使われているように思える。アジア人の僕の主観的な要素も入っているかもしれないけど、ヨーロッパらしい、ヨーロッパの「遊び心」というか、そんなものが入っているように思える。

 

 

それに比べて、今回見たベトナム人が描く絵は「優雅」というものが1ミリもなく、色も鈍色をたくさん使っていて、華やかさが全くない。だから、ここには本物の人間的なものを感じた。美術作品も、ヨーロッパと比べると、ディテールや細かさ、そこに入っている深みは負けているけど、「人間的」に関してはベトナムのほうが圧倒的に感じる。僕はそれにすごく驚きながら博物館を周る。

 

外装はコロニアル建築

外装はコロニアル建築

 

内装もコロニアル建築

内装もコロニアル建築

 

廊下を見ていると、フランスのように二重窓があって、外側には木でできた窓、内側にはガラス窓のような感じだったので、おそらくこの博物館もフランス植民地時代に建築されたものなのかなぁと感じる。僕はその画角がとても気に入ってしまい、滅多に撮影しないフィルムカメラを使って撮影をしてしまった。

 

 

それ以外にも、現代アートとしてはシルクを使った作品だったり、草などの自然植物を使ったものだったり、白色の石を削ったようなものを使って、それを一つ一つ貼り付けていくように作品を作っていたりしていた。それが本当に信じられないほどきれいで、とても感動した。これこそが、ベトナムの作品なんだっていう感じ。それにしても、純色を使ったアート作品はほとんどなくて、「土」のような鈍色がほとんど使われていた。だから、これにはすごく驚く。そして、ベトナムらしさを肌で感じる。

 

 

博物館は驚くことに、クーラーが効いていない。今までの博物館の中で、クーラーが効いていない博物館は初めてだった。だから、僕はそれが本当に信じられなかった。節約をしているのかわからないけど、本当に暑かった(笑)。

 

 

僕たちはウェブプロジェクトのために近くのマクドへ行く

HIROMIは今はアートの先生をしていて、子どもたちにアートの面白さを伝えている。それと同時に、TOTOでインターンもしているし、それと同時に大学生もしている。だから、本当にすごいとしか思えないほど。彼女のペインティングやインテリアデザインはすごく驚くほどにクリエイティブで面白いものだった。

僕は今Webデザインやコーディングを仕事にしているので、せっかくだから彼女のウェブサイトもデザインしたいって思った。彼女はどうやら将来は、インテリアデザインではなくアーティストになりたいらしく、絵の具を使ってアートを描く人になりたいだとか。ベトナムではインスタグラムだったり、Facebookが主流らしく、ウェブサイトはあまり有名ではないだとか。だけど、アーティストとなると、絶対に世界レベルで見るべきであって、だからこそウェブサイトを作ることはすごく大事なことだと思うということを伝えて、それと同時に僕は思いついた。

「今僕はWebデザイナーのスキルがある。Webサイト制作をするには最低でも50万円くらいかかり、普通の大学生や若い人はそれをオーダーするのはとてもじゃないけどできない。じゃあ、僕が無料で2ヶ月に1人のペースで作ったらどうだろうか?」

っていうアイデアを思いついた。

で、そのアイデアの一人目がHIROMIっていうこと。だから、5月と6月は仕事の合間にHIROMIのウェブサイトをデザインして、コーディングして作っていこうって思う。

本当に誰かのためになにかをするっていうことは楽しいなぁと感じる瞬間でもある。

お金を稼ぐためには、「お金を稼ぐ」ことを目標にするのではなく、「人の役に立つこと」を目標にする。だからこそ、お金はついてくる。

イーロン・マスクが「人類を救う」という目標があるからこそ、世界一のお金持ちになっているのと同じく、「人の役に立つこと」の大切さは本当に今学びたい。

だからこそ、僕は「人の役に立つこと」を今したい。そう思って立ち上げたプロジェクト。

僕たちはマクドナルドでお話しながら、「ウェブサイトはどんなページが理想か」「どんなメニューがほしいか」「色はどんな配色がいいか」「どんなフォントがいいか」などをヒアリングして、「サーバー」と「ドメイン」の契約方法だったり、接続の方法をYoutubeで解説しているものを送ったり、とりあえず準備に必要なものやことは伝え、そして素材もいただいた。

だから、これから一段階、プロジェクトが落ち着いたらHIROMIのウェブ制作プロジェクトをやっていきたい。これこそが「人の役に立つ」ことの始まりなのではないかと思う。

HIROMI、僕にWebサイトを作らせてくれて、ありがとう!

そして、これからもWebサイトが必要なアーティストやクリエイティブな方は大歓迎です!