Malaysia

僕はコタキナバルが大好きだ。そして、僕はラッキーだ。

僕はコタキナバルが大好きだ。そして、僕はラッキーだ。

朝は5時30分に目が冷めた。夜中ずっと、野良犬たちが泣いていてなかなか寝ることができなかった。みんなどんなことを思っているんだろう。なんで夜中に泣いているんだろう。なにか悲しいことでも起こったのかなぁとか、そんなことを思っていた。

 

 

犬にも心がある。それも、お母さんと子犬4匹。すごくかわいかった。生まれてからおそらく5ヶ月も経っていないように思える。それと、ムスリムのお祈りが朝の5時30分くらい始まるから、その声が聞こえてきて、どうしても起きてしまった。僕がトイレへ行こうとすると、子犬がうずくまって寝ているものだから、どうしてもほっておけなくて、写真を撮ったりしていた。

 

 

それにしても、竹でできた家で風が筒抜けだからこそ、本当に涼しい夜だった。

 

 

夜中には寒くて、長ズボンとコートを着ていたからなぁ。クーラーなんて絶対にいらないなぁって思った。

 

 

村のおじちゃんと一緒に朝ごはんを食べに行く

昨日の夜に、おじちゃんと一緒に夜ご飯を食べに行った時に、「明日の朝8時くらいに一緒に朝ごはんを食べに行こう」と約束をしたので、僕は朝八時に外へ出ていく。おじちゃんはいた!それで、とっても古いマレーシア産の車に乗って、僕たちは村を出発する。

 

 

最初に向かったのは広大な田んぼ

Kota beludの有名で綺麗な場所といえば、田んぼが一面に広がったRice Field。さらに、そこから壮大な山々を見渡すことができるので、すごく美しい。そこにおじさんは連れて行ってくれた。

 

 

何度も途中で車を停車させて、写真を撮ろうとか、ビデオを撮ろうとかで彼も撮影していたり、僕の写真を撮影してくれたり。本当にやさしいオーナーだなぁと感じた。

 

 

朝の8時なのに、既に30℃くらいで本当に猛暑だった。

 

 

だけど、道が開放的になっている場所では、僕は座って、山をバックにして写真を撮ってもらった。僕のわがままに付き合ってくれて本当にありがとう。

 

 

それから、朝ごはんはミーゴレンを食べることに

おじちゃんは、ライスフィールドの後に、小さな屋台に連れて行ってくれた。そこでは、僕はミーゴレンを注文した。初めてのミーゴレンは、とても美味しかった。ほぼ、日本の焼きそばみたいで、もっと濃い味っていう感じだった。こんな山の麓の途中にある小さな店で食べる朝ごはんはとっても美味しかった。近所の人も来て、彼はどの国の子?っておじちゃんにたくさん聞いていた。みんなすごいフレンドリーで、危険という感じがまったく感じられなかった。

 

 

ご飯を食べているときは、おじちゃんの故郷についてのお話だったり、小さい頃にもこんな屋台はあったのかどうかについても聞いていたり。おじちゃんは、たぶん65歳くらいだから、小さい頃には屋台はなかっただろうなぁって思う。彼は、植民地時代を経験していると思うから、それも本当にすごいなぁって思う。だから、英語が話せるんだなぁって。だって、マレーシアは英国と日本に占領されて、植民地になっていたからなぁ。

 

 

村に戻り、僕は仮眠をして、11時過ぎにチェックアウト

村に戻ってから、僕は仮眠をした。というのも、今日はあまり寝ることができなくて、おそらく体調が優れていないから深い眠りにつくこともできないのかなぁと思う。それに、喉も痛いし、鼻水も出る。だからなのか、体がまだ疲れていた。とても暑かったけど、なんとか竹の家の中で寝ることができて、それからは荷物を支度して、おじちゃんにタクシーを呼んでもらうことにした。

 

 

こんな田舎でも、タクシーは来てくれるんだなぁと思うと、それだけでもありがたい。価格は、10リンギット(300円)だった。昨日は、運が良すぎて、ホステルを運営している別のおじちゃんが助けてくれて、僕を村まで連れて行ってくれた。今日は、オーナーのおじちゃんがタクシーを呼んでくれて、Kota Beludに帰ることができた。

最後には、おじちゃんに僕の名刺を渡して、裏にお礼のメッセージを書いて渡した。そして、握手をしてばいばいした。

 

 

Kota BeludからKota Kinabaluまでの道のり

タクシーのおじちゃんも本当に良い方で、ムスリムの帽子を被っていたんだけど、彼はどうやらバス停を知っていたのか、バス停までわざわざ連れて行ってくれて、クラクションを鳴らして、バスの運転手にこの子を乗せて言ってあげてと言ってくれて、両替までしてくれた。

本当に優しい方だなぁって思った。それで、バスに無事に乗ることができて、20リンギットを支払いしてKota Kinabaluまで行くことに。1時間30分だったんだけど、外の景色を見たり、いろんなことを頭で考えていたら、いつのまにか到着していた。こういう時間って本当に大切だなぁって思う。やっぱり、自分が変わるのも、内側の自分を見つめだして初めてだから。自分に向き合うというのは、とてつもなく大切なこと。それがちょっとでもできてよかったなぁ。

 

 

いよいよチェックイン

到着してから、歩いてカフェに行き、そこで作業をする。案件の修正対応だったり、WordPressを使ったカスタム投稿タイプの実装だったり。それから、15時を過ぎたので、今日の宿泊するホステルまで歩いて、チェックインを済ませた。今日のホステルもとても元気な感じで、すごくいい感じ。だけど、立地は中心からとても遠いところなので、ちょっと歩くのが大変だった。

僕は、荷物を整頓して、パソコンを持って、海鮮市場へ行くことに。そこで、またあのチャーハンを食べたいって思った。

 

 

Waynがいる海鮮市場へ到着

今日は、彼はいるかなぁってワクワクしながら行く。でも、それ以外の店員さんが僕のことを覚えていてくれて、このあいだチャーハンを作ってくれたお姉さんも僕のことを覚えていてくれた。それで、メニューを見て、なにを注文しようかなって見ていて、Nasi kampungというものがあって、Kampungは訳すと村。だから、村のごはんって何?って思った。それで、聞いてみると、Kota Kinabaluで有名な魚の干し物を入れたチャーハンだった。それで、僕はこのあいだこの店で食べたチャーハンの写真を見せて、Seafoodということだったので、それを注文した。コカ・コーラとチャーハンの組み合わせは本当に最高に美味しかった。

 

 

チャーハンを食べていると、Waynが挨拶しにきてくれて、彼はここにいた。それが嬉しかった。彼はいつもがんばってお客さんを呼び込もうとしている。だけど、彼は超シャイ。本当に恥ずかしがり屋な人。だけど、本当にフレンドリー。だから、どんなMBTIなんだろうってすごく不思議に思う感じ。

彼は英語はうまくないといっていたので、「普通の日本人よりも君のほうが英語はうまいよ」といったら、爆笑していた(笑)。だけど、それは事実。

そんな感じで、彼との会話を楽しんだ。どうやら、彼はレストランのオーナーで、キャプテンらしい。それは驚いた。彼がキャプテン・アメリカとジョークを言っていたけど、まさか彼がキャプテンだとは思っていなかった。それで、彼はバナナとさつまいもの揚げ物を持ってきてくれて、それにシロップを加えた紫色のジュースを無料で僕にくれた。それに、チャーハンも10リンギットなのに、これだけで8リンギットだけでいいよって値引きしてくれた。

 

 

本当にそれは信じられない体験だった。マレーシアに来て、というか海外で、こんな体験をしたのは初めてだった。日本人だからって、ぼったくられたことはあるけど、日本人なのにもかかわらず、彼は無料で提供してくれた。彼の美しい心は一体なんだろうって不思議に思ってしまう。本当にすばらしい気持ちになって、本当にありがたい気持ちだった。

彼のレストランはきっと繁盛する違いないなって思った。それと同時に、コタキナバルが一層大好きになったし、それに「どうやったら人を惹きつけるか」について学ぶことができた。これこそが、ビジネスであり、マーケティングなんだなぁって。本当に彼からはたくさん学ぶことがあった。

それに、小さな町であるならなおさら、「コミュニティ」ってすごく大事なんだなぁって感じた。たくさんお店があるなかで、せっかく行くならば知り合いだったり友達がいるお店へ行きたい。味とかは関係なく、お金をそちらへ使って応援したい。そう思える瞬間だった。だから、やっとコミュニティの重要性がわかった。彼が実際にやっていること。それこそが、今後生き残るレストランであり、たくさんの人から愛されるレストランなんだなぁって思った。

また何年後かに会おう!って

彼とは、また何年後かわからないけど絶対に会おうね!って約束をした。もし、マレーシアに来る予定があるならば、僕はKota Kinabaluへ行く予定。今度は僕の奥さんやお子さんも連れてくるかなぁとか笑いながらお話をしていたり。

だけど、僕はどうしても彼に渡したいものがあったので、また後で彼と会うことに。

それからのこと、郵便局へ行き、切手を購入することに。国際切手なのに、たったの1リンギットだった。安すぎる。

 

 

お土産屋さんでポストカードを購入して、ホステルへ帰る

お土産屋さんを探していて、たくさんのデパートやお店へ行っても、なかなかポストカードが見つからない。

実は、数日前実家に美容院から手書きのポストカードが送られてきて、僕の髪の毛の調子はどうかとか、そんなことをとても丁寧に書いてくれていた。それこそ、本当にマーケティングが上手だなぁなんて思う。おそらく、「一定期間こないお客さんにリマインダーとして手書きメッセージを送り、その心を掴む」というマニュアルがあるのだろうかわからないけど、本当に素敵だなぁって思った。だから、せっかくの機会なので、僕も送ろうって思って。

 

 

それで、なかなかお土産屋さんの中にポストカードが見つからないので、店員さんに「どこにポストカードが売っているか知ってる?」と聞くと、すごく優しくあそこの建物だよって言って教えてくれた。本当にKota Kinabaluの人々はみんな優しい人しかいない。

無事にポストカードを買うことができて、ホステルに戻ることに。

そして、ホステルでWaynに手紙を書き、名刺にスタンプをし、写真を印刷して準備をする。

 

 

マンゴージュースを買って、Waynへ手紙を渡しに行く

今日は、おそらくたくさん歩いただろうってくらいに、中心地を行き来する。途中、屋台がたくさんある場所で、一人のお客さんがマンゴージュースを買っていたので、それにつられて、僕もマンゴージュースを購入することに。

それは、ビックサイズでなんと3リンギットだった。安すぎる。それで、注文すると、「砂糖はいる?」と聞かれるものだから、「いらないよ」と答えると、「まじで?ほんとうにマンゴーの味しかしないよ」と言われるものだから、味見させてっていって味見してみると、本当にそうだった。だけど、僕は太りたくないから砂糖をいらないというと、彼女は「あのおばさんみたいに?(笑)」とおちゃらけて言ってきた。

それに、3リンギットなのに、僕は5リンギット渡して2リンギットではなく、3リンギット返してきた。つまり、2リンギットだった。僕は、1リンギット多いよと言うと、「2リンギットでいいよ」と言ってくれた。

 

 

だから、本当にみんな温かいというか、すごくいい人たちばかりだった。信じられないほどに。みんな貧しいのは事実なのに、貧しいからこそ、そこに幸せというものはたくさんあるのあかな?貧しいこと=不便=助け合いということなのかな?そんな単純にまとめられるものではにと思うんだけど、本当に素敵な人がいるなぁと思った。

Waynに手紙を渡しに行って、彼はちょうどお客さんを呼び込んでいた。それで、暇になった瞬間に、彼に手紙を渡しに行った。そして、最後に一緒に写真を取って、ハグをして、また数年後会おうねっていうことで、すぐにバイバイした。

 

 

彼は本当にシャイだなぁって思った(笑)。だけど、彼の良い人間性はにじみ出ていて、とてもすばらしい人と出会えてよかったなぁって思った。

 

 

実は、到着して外を歩いた瞬間に感じるものが違った

コタキナバルに到着して、外を歩いた瞬間に感じたもの。それは「危険ではない」ということだった。本当に面白いことに、そういうものを感じた。特別ななにか。人々が悪い人が本当にいなさそうっていうことだったり、みんなとってもいい人ばかりだなぁと感じた。なにか「マイナス・ダークネス」な空気を感じることができなかった。おそらくそれだろう。

道を歩いていると、ゴミ箱からなにかをかき集めている子供たちや、物乞いをしているおばさんもいる。

だけど、危険かどうかと思うと、まったくそんなことがない。それが本当に驚きというか、不思議な感覚だった。

今となっては、いままで僕はローカルの人に対して、あまりいい感じの対応をしていなくて、いつも素通りか無視をしていた。だけど、Kota Kinabaluに来てから、僕の性格が少し変わって、なんだかフレンドリーになって、コミュニケーションをたくさんしているように感じる。それがとても嬉しいものだった。また、新しい自分自身の発見だった。やっぱり、「環境」の大切さ。本当に本当に。僕はなんども直面している。「環境」にとにかく執着し、「環境」こそがすべてを変える。本当に本当に。

高校生のときにいじめられていたときや、セブンイレブンで苦手な人と一緒になったときの自分なんか、自分をごまかして演技をしてまで、いい人ぶっていたりしていたり、人と話すことさえ大嫌いだった。

だけど、今こうしてマレーシアを冒険しているときの自分は、「コミュニケーションが大好きな自分」になっていた。これをもっともっと伸ばせていけたらいいなぁって思う。

本当に、環境って大切だなぁって思う。自分をどこに置くか。周りの人の優しさや温かさも大きな影響を受ける。「周りがいい人ばかりなら、自分もいい人になる」これは間違いない真実。

 

 

Sufi改めてありがとう

Kota Kinabaluの最後の日が終わった。ここまでを通して、もしKLであのホステルに泊まらなかったら、僕は彼と出会うことはなく、今もKLに滞在しているだろうなぁって思う。Sufiと出会ったおかげで、Kota Kinabaluを知ることができ、一度も経験したことがない「旅人」のような経験をすることができた。これは、自分にとってまた新しい「挑戦」であり、それを「乗るこえる」ことができた。自分は、ツアリストが誰もいない田舎の街に一人でバスに乗っていくなんて1ミリも思っていなかった。

だけど、その先には「危険」ではなく、「人間の温かさ」を感じられるものを得られて、新しく、自分を見つけることができた。それに、海鮮市場で出会ったWaynも、ビレッジのオーナーも、すべてSufiがおすすめしてくれた場所だった。そこに行ったことによって出会うことができた。だから、温かい友達の友達も、温かいんだなぁって。

だから、彼のようなスーパーコネクターと出会うことができて、そして、彼を信じ、その通りにしたことによってこれだけのすばらしい経験をすることができたことは、自分にも誇りに思うし、同時に数えきれない感謝の気持ち。

本当に、人生って不思議。ラッキーというか、チャンスがたくさんあって、それを拾うか拾わないかはすべて自分次第だなぁって改めて思った。Sufi、僕に新しい発見をさせてくれて、本当にありがとう。