Czech Republic

チェコ共和国で博物館めぐり!豪華な建築に驚く。そしてあの有名な音楽家の博物館も!?

チェコ共和国で博物館めぐり!豪華な建築に驚く。そしてあの有名な音楽家の博物館も!?

アントニー・ドボルザークの博物館へ行く

朝、太陽の光とともに目覚める。こんな朝は本当に気持ちが良い。めざましをかけずに、概日リズムで起きることができるのは本当にすばらしい生活。

 

 

今日は、なにかぐたぐたして、ごろごろしていた。こんな日はすばらしい。なにもせずにゴロゴロしている時間こそ、セロトニンが分泌されて、幸せを感じることができる。こんな日もいいよね。

 

そういえば、チェコ・コルナ

そういえば、チェコ・コルナ

 

iPhoneでどこか博物館へ行こうかしらっていうことで、博物館を探していると、ドボルザーク博物館っていうのがあって、なにか聞いたことがある名前だなぁって思って。それで、いざ探してみると、アントニードボルザークって、あの「新世界」を作った作曲家じゃないか!って。その人がチェコ出身とは全く知らなかった。

僕は、美術館とか、そういうのはあまり興味がない。もちろん、興味はあるんだけど、好きなアーティスト以外は興味がない。美術館だから行きたいとか、そんな風にはならない。僕はいろんな国へ行き、美術館を訪れ、発見することはその国々によって違う芸術があるということ。なにか微妙に違う。その微妙な違いを発見して、それを取り入れる。そんなことが好きだ。だから、よく美術館や博物館へ訪れる。だけど、正直言ってそこまで興味があるわけではない。だけど、こうやって僕の好きな音楽や芸術家の博物館・美術館というとわけが違う。

それで、ドボルザークの博物館へ行くことに。そこはホテルからすごく近い。だから、まずはホテルの朝食を食べ、ミーティングを終えてからそこへ向かう。そういえば、前にいた都市がパリなので、食事のクオリティの低さに驚愕する。パンもパサパサ、バターも普通のバター、ソーセージやベーコンも普通の味。すべてが普通。もちろん、普通ほど良いものはないと思うかもしれないが、パリからだと流石にショックを受ける。それほど、フランスは食事が最高の国なんだなぁってしみじみ思う。

 

 

さて、ドボルザークの博物館へ行くと、そこはすごく人通りも少なくて、玄関にはだれもいなくて、ドアを開けると、フロントに一人の女性が座っていた。ただそれだけだった。その女性に、チケットを1つちょうだいっていって、チケットを購入。それから、どこの国出身か聞かれて、日本というと、なんと日本語の資料を貸してくれた。

それを見ながら、美術館を回ることに。といっても、めちゃくちゃ少なくて、ただ1周して2階にも本当にただ少し展示物があるだけだった。だけど、彼の歴史を学ぶことができて、彼は普通のチェコ人とは違い、その時代には特別すぎる、いろんな国へ行ったことで知られる。それでに、サンクト・ペテルブルグやドイツ、ポーランドとたくさんの国へ行って演奏をしたり、アメリカのどこかの大学の教授もしていたりと本当にすばらしい音楽家らしいだとか。その時のトロフィーが飾ってあった。

 

彼が大学教授でスピーチを行ったときに着ていた服

彼が大学教授でスピーチを行ったときに着ていた服

彼が実際に使っていたピアノ

彼が実際に使っていたピアノ

 

それから、彼の死んだ時の顔を粘土で作った像だったり、タバコ、メガネも。それから、彼が使っていた机と椅子。それは触ることができるようになっていたので、僕は彼が椅子を引いた時に触ったであろう部分を触りながら、彼を感じていた。何十年も前、彼はこの椅子を使っていたんだなぁと。それから、彼の使っていたピアノも見ることができた。本当にすばらしいものだった。すごい古い時代に、こんなすばらしい音楽を作ることができるなんて、すごいなぁって。今ではきっとテクノロジーだったりで、このような感じの音楽を作ることは難しいんじゃないかって思う。そんなことをしみじみと感じながら鑑賞をしていた。お土産はなにも買わなかったけど、これこそ、僕の好きな博物館。きちんと説明を読んで、鑑賞して、感じる。いいね。

 

 

国立博物館の満喫

国立博物館へ行った。最初、そこがまさか国立博物館なんて知らなかった。おそらく、政府の建物だろうって思っていた。だって、ほんとうに街の中心街にドカンとそびえ立つ建物だもの。それで、グーグルマップを使って見てみると、そこは国立博物館になっていた。だから、今日はなにもないしせっかくだから行こうかって思って、そこへ行くことにした。

 

 

国立博物館は僕の宿泊しているホテルからとても近い場所にあるので、すごく楽だった。到着して、扉を開けると、なんて優雅な。僕はレットカーペットを歩いて、チケット売り場へ行く。メットガラに出演しているような気分だった。美術館とは思えないほど、金色がたくさん使ってあって美しいとしか言いようがなかった。

 

 

自分は最近気づくことがあって、それは金色と黒色が好きであるということ。イブサンローランかよって(笑)。だけど、オペラ・ガルニエだったり、ここだったり、金色の装飾がある建物が妙に惹かれるんだよなぁ。

 

 

さて、チケットを購入することに。200コルナ(1200円)だった。まあまあ、そこまで高いわけではないので大丈夫。最初、僕は18〜26歳のチケットを買おうとしたんだけど、それはなんと学生証がいるらしいので。結局一般チケットを購入した。そして、階段を登っていく。そこは、ほんとうに王宮かよって思ってしまうくらいに、とっても美しすぎる。狂ってしまうほど、美しい。それに、人はあまりいなかったので、僕が主人公の気分になって、真ん中を歩いて。

 

 

ほんとうに良い気分だった。それから、博物館は4階建なので、一番下の階層から見ていく。そこには、鉱物フロア、有名な方の銅像広場、チェコの歴史フロア、チェコで発見された化石博物館、生物博物館など、ありとあらゆるものが展示してあって、ほんとうに興味深かった。特に、興味深かったのは、昔ここがどんな場所だったのかについて知ることができる歴史について。

 

 

もちろん、僕は歴史には興味がないんだけど、現地に立って、今僕がいる場所は100年前にはなにがあったのか、周りはどんなことがあったのか。それにすごく感じる感じがして、なにか興味深い。それで、そんなドキュメンタリ展示があったので、見てみると、そこはナチスの時代だった。チェコもナチスドイツの政権に加わっていたらしく、博物館の前の大きな大通りには人がごった返して、そこで一人の幹部が演説している動画を見た。なるほど、ここは昔、ほんとうにたくさんの人が集まっていたんだなぁ。戦争時代はこうだったんだなぁって感じていた。僕は怖いことや悲しいことは嫌いだけど、だけど見たいし、知りたくなる。これは、アドレナリン?ノルアドレナリン?わからない。ホラーは嫌いだけど、見たいってやつ。心臓がどくどくするのが快感ってやつ。これはジェットコースターのあれと似ているから、やっぱりアドレナリンだろうなぁ。

 

 

それから、生物コーナーや鉱物コーナーを見る。鉱物で一番好きなのは、ヘマタイト。かな。普通に、クリスタルやアメジストも本当に綺麗だと思う。鍾乳洞へ行ったお土産で静岡県で買った懐かしい。それがここにあって。なんてね。

生物博物館も、アンモナイトだったり、三葉虫のような古代の生き物が展示してあって、懐かしいなぁ。三葉虫の化石を買ったなぁ昔。そんなことを思い出しながら楽しんだ。

そして、お土産やさんでは、恒例のポストカードを買って、終わり。

帰りには、ドアマンに写真を頼んで、一番綺麗なレットカーペットが敷いてある階段の真ん中に立って、写真をとってもらった。ドアマンは60歳くらいなので、写真のセンスがない。なので、申し訳ないけど、もう一度お願いしますっていって、きちんと真ん中で取ってもらった。後悔しないこと。これが僕の信念。写真を取ってもらってよかった。すばらしい、写真になった。

 

 

それにしても、こんな豪華な博物館見たことがなかった。床には幾何学模様がある。とっても素敵。なぜかわからないんだけど、魅了された。ここからインスピレーションを受けて、自分のロゴに落とし込もうかなぁって思ったり。そんなことを感じた。博物館は、展示物だけではなくて、雰囲気までも吸収されて、雰囲気こそが、僕の内にある隠されたものを開放し、それを改めて認識させてくれるもの。博物館めぐりが好きって行っている人がいるけど、もっと深く考えたほうがいい。そこには深い理由がある人と、単に充実している感じの雰囲気を出したい軽い人に分かれる。僕はそう思う。博物館はとにかく、展示物ではなく、その建物が一番見どころなのかと思ったり。その壁や、床、空気、すべてが芸術のようでね。

 

 

そして、夜はトレドレニクをまた食べる。この寒いときに食べるアイスクリームはもう最高だね。本当に。